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Terastationのトラブルでお困りではありませんか?
「信頼性が高いと思って導入したTerastationなのに、故障してしまったようだ」
「ビルの停電後に、起動しなくなってしまった」
「過去○年分の重要なデータが入っているのに、困った」
突然、業務でお使いのTerastationが壊れ、データが取り出せずにお困りではありませんか?
こちらに挙げる例はデータを救出できる可能性がある症状です。
fa-check-square-oアクセスできなくなった
アクセスできなくなり、NAS Navigatorにも表示されない
fa-check-square-o停電後に動作しない
停電後再びスイッチを入れても動作しない
fa-check-square-o電源が入らない
電源スイッチを押しても反応がなく、液晶もランプも点灯しない
fa-check-square-oファームウェア更新に失敗
ファームウェアの更新をすれば直ると聞いたが失敗する
fa-check-square-oHDDを交換しても復旧しない
壊れたHDDを交換したが再構築に失敗する
fa-check-square-o実はRAID0だった
設定がRAID0でHDDが1台壊れてデータが失われてしまった
fa-check-square-oE**のエラーが出ている
エラーメッセージが表示され、HDDが認識していないようだ
fa-check-square-oRAIDアレイを削除した
HDDを取り外そうとして、誤ってRAIDアレイを削除してしまった
fa-check-square-oHDDが2台壊れた
RAID5で運用していたが、HDDが2台壊れてしまった
壊れたTerastationからデータを救い出します
『Terastation(テラステーション)はバッファロー社が製造する、企業向けの信頼性が高いネットワークハードディスク(NAS)です。たとえHDDが壊れても、新しいHDDに差し替えるだけでカンタンに復旧できる「RAID」という優れたデータ保護機能が搭載されています。
しかし、RAID設定を誤ったり、設置後の適切なメンテナンスがなされていないと、簡単に復旧できたはずのトラブルがむしろ複雑なトラブルに至ってしまうことがあります。データSOSでは通常の方法では復旧できなくなったTerastationに保存されたデータを救い出します。
Terastationの障害原因について
安全性が高いはずのTerastationなのに、なぜデータが失われてしまったのでしょうか?データSOSに持ち込まれるTerastationで多くみられる障害とその原因をご紹介します。
HDDが2台以上壊れている
Terastationには「RAID」が搭載されており、通常、出荷時状態ではRAID5モード、またはRAID6モードに設定されています。RAID5の場合にはHDDが1台、RAID6の場合にはHDDが2台壊れてもデータは失われません。HDDが1台壊れているのに気づかずに、あるいは気づいていたのに交換が面倒だからとそのまま使い続け、やがてもう1台が壊れてしまい、最終的にデータが失われてしまうことがよくみられます。
寿命・耐用を超えた過使用
HDDは設計上の耐久性があって、これを上回る過剰な使用をされていると挙動が不安定となり、正しくデータの読み書きができなくなってきます。Terastationに限らずHDDを使った製品は3~5年程度で新しいHDDに交換するべきなのですが、Terastationはオフィスの片隅に設置されることが多く、パソコンのように毎日目に触れるものでもないため、ある日突然アクセスできなくなり、はじめてその存在と故障に気づいたという方が多くみられます。
Terastationの「OS」が起動しない
TerastationにはLinuxベースのプログラム(OS)が組み込まれています。このプログラムは「ファームウェア」と呼ばれているので「基板上のROMにでも入っているのかな?」と思われがちですが、実はHDDに書き込まれています。HDD内に「データ用領域」とは別の「OS領域」があって、このOS領域に入っているプログラムを読み込んでTerastationは起動します。このプログラムが破損すると、Terastationは起動できず、結果としてデータにアクセスすることができなくなります。この場合、Terastationは「EMモード(Emergency Mode)」という非常モードに切り替わり、プログラムの再インストール(更新)を行うことにより復旧します。
しかし、プログラムが破損したが原因がHDDの故障に起因するものだと、正常に書き込むことができず失敗します。
Terastationの電源・基板の故障
HDDは起動時に大量の電力を使用します。Terastationの電源ユニット内部にある電子部品の劣化が進むと、起動を賄えるレベルの電力を供給することができず、電源が入らなくなることがあります。
最も多いのが、停電後、再び電源を入れても動かないというトラブルです。特に、エアフィルターがホコリで詰まり、放熱が悪い状態で使われていると、部品の劣化が加速度的に進みます。また、雷で制御系の基板が破損してしまうこともみられます。
RAIDアレイを解放した
Terastationの操作画面で「RAIDアレイ(HDDを組み合わせたグループ)」を誤って解放してしまうトラブルです。エラーが出たので、HDDを交換しようとして、誤って操作してしまうことが多いようです。
TeraStationの復旧の方法とサービスの流れ
STEP1 初期診断(無料)
Terastationを店頭にお持ちいただくか、宅配便でお送りください。Terastationの状態を専用の診断設備にてお調べします。考えられる原因や復旧できる可能性、復旧までの日数、復旧費用の概算をご提示いたします。料金は無料です。もちろん費用や条件が見合わない場合は無料でキャンセル可能です。お客様のご同意がないまま費用を請求することは一切ありません。
STEP2 復旧処置開始
初期診断内容とお見積にご了承をいただきますと、直ちに処置に入ります。
イメージ取得
HDDから「ディスクイメージ」の回収を行います。ディスクイメージとは、HDDに格納されているすべてのセクタ単位でのデータを回収します。
不良セクタが発生しているなど、リードエラーがあるHDDも専用の機材にて可能な限りのセクタのデータを回収します。
物理処置
正常に認識しないHDDがある場合、ヘッドの交換、アセンブリの移植、ファームウェアの解析を行い、HDDからイメージデータが取得できるレベルにまで修復を行います。
STEP3 RAIDアレイ再構築
抜き出したディスクイメージを組み合わせて、RAIDアレイを組み上げます。
STEP4 パーティション解析
組み上がったRAIDアレイのパーティションを解析します。
STEP5 データ回収
出現したデータを回収します。
STEP6 ファイルリスト作成
回収したデータのファイルリストを作成します。必要なファイルが復旧できるかリストをご提出しますのでご確認ください。
STEP7 書込
復旧したデータをご指定の納品メディアに書き込みます。
Terastationの復旧事例
TeraStation復旧料金
TeraStationのデータ復旧料金は症状、容量、構成により異なります。
Terastationのデータ復旧でよくある質問
お支払い方法などサービス全般に関する質問、他の媒体と共通する質問はこちらをご覧ください。
- RAID0は壊れると復旧できないと聞きましたが、対応できるのですか?
- 対応可能です。RAID0は構成しているHDDが一台でも破損するとRAIDアレイ全体が破損します(RAID0について詳しくはこちらをご覧ください)。この場合、RAID5などと異なり、ユーザーが直す方法は用意されていません。HDDを修復し、強制的にストライプを組むなど専門的な技術が必要となります。
- RAID5で運用してました。HDDのエラーランプが点灯したので何度か抜き差ししてしまったところ、管理画面にも入れなくなってしまいました。対応可能ですか?
- 対応可能です。お客様ご自身で元に戻す方法はありませんので、直ちに電源を切ってご依頼ください。
- RAIDモードが何に設定されていたかわかりません。対応可能でしょうか。
- RAIDモードがわからなくても対応可能です。
- Terastationのカギをなくしてしまいました。対応できますか?
- カギがなくても対応可能です。
- 重要なフォルダを誤って消してしまいました。復旧できるものでしょうか。
- 可能性はありますので、直ちに電源を切ってご依頼ください。使用し続けると消したデータの上に上書きが発生し、復旧不能となります。
- HDD2台をRAID1で運用していました。うち1台が故障を示す赤色のLEDが点灯しています。動作している1台からデータを取り出そうと思ったのですが、共有フォルダにアクセスできません。
- おそらく、HDDが2台とも故障していると思われます。エラーランプが点灯していなくてもHDDが壊れていることがあります。
- HDDを取り外したところ順序がわからなくなってしまいました。この状態でも依頼できますか?
- 対応可能です。
- RAID5で使用中、HDDが故障していると警告が出て、HDDを交換したところ、アクセスできなくなりました。対応可能でしょうか?
- 対応可能です。交換前と交換後のHDDの両方ともお持ちください。