フロッピーディスク・MO・CD・DVDのデータ復旧

近年の高温多湿な気象によるものか、長期保管していたフロッピーディスクに「カビ」が発生していることが多く見られます。カビはディスク表面を覆い、データの読み取りができなくなります。さらにカビが磁気ヘッドを汚し、他のディスクまでをも破損させてしまいます。このような場合、外装（ケース）を分解の上ディスクを取り出し、カビの除去洗浄を行います。

フロッピーディスクドライブには「ヘッド」とよばれるデータを読み書きする機構があり、本来は定期的に清掃を行わなければなりません。ヘッドを汚れたまま使用を続けると、フロッピーディスク表面にキズをつけてしまうことがあります。このような場合、ディスクを分解してセクタ単位でデータを取得します。

フロッピーディスクは、金属製のリング（ハブリング）の位置決めによりディスク上のデータを読み取ることができるのですが、ディスクとハブリング間の接着剤の劣化により位置ズレを起こしてしまったり、回転そのものが出来なくなってしまうと、データを読み取れなくなってしまいます。この場合、ハブリングを精密に調整して元の位置を探る作業が必要となります。