本記事の作業を行う場合はあくまで自己責任です。ご自身の力量を見極め、作業を行うかどうかお考えください。
作業に自身が持てない場合はHDD・ハードディスクのデータ復旧サービスのページをご覧下さい。
これまでの作業で復旧したデータを使用する方法について、少しだけご説明します。
データ復旧ソフトを使用せずに、直接データをバックアップした場合、フォルダの一部が「隠しフォルダ」になっている場合があります。この場合は以下の設定を変更する事で見えるようになります。
「ツール」>「フォルダオプション」を開きます。
「表示」タブを開き、「詳細設定」の中の「ファイルとフォルダの表示」で「すべてのファイルとフォルダを表示する」と選択します。
「適用」をクリックします。
この後でご説明するメールのインポート(取り込み)などを行う場合、インポートするファイルに「読み取り専用属性」が設定されているとうまくインポートできない事があります。その他にも「復旧したデータを編集しても保存ができない」といったことがあれば、この「読み取り専用属性」を確認してみてください。
復旧したフォルダを右クリックして「プロパティ」を開きます。
「読み取り専用」チェックボックスに黒または灰色でチェックが入っている場合、クリックしてチェックを外します。
「適用」ボタンをクリックすると、「属性変更の確認」ウィンドウが開きますので、「このフォルダ、およびサブフォルダとファイルに変更を適用する」を選択して「OK」をクリックします。
「属性の適用中」という画面が表示されて、自動的に消えれば完了です。
なお、復旧データを使用する際は、元のデータをそのまま使用するのではなく、コピーして使用するようにしてください。万一操作を誤って復旧データを削除してしまったら、再度復旧作業を行わなくてはなりません。
基礎から押さえるRAID講座 もくじ
vol.1 そもそもデータ復旧とは?
vol.2 障害の種類
vol.3 【コラム】物理障害からの復旧
vol.4 こんな状態の場合は要注意!
vol.5 「やってはいけない!」こんな操作
vol.6 【コラム】同じ名前のフォルダを作成すれば・・・?
vol.7 データ復旧を実施する前のまとめ
vol.8 データ復旧の準備
vol.9 【コラム】直接HDD接続をお勧めしない理由
vol.10 HDDを取り外す
vol.11 USBに変換する
vol.12 HDDの状態を確認する
vol.13 【コラム】Linuxで復旧できる?
vol.14 データ復旧ソフトをかける
vol.15 データ復旧を実行
vol.16 データ復旧作業が完了したら
vol.17 復旧データの使用準備
vol.18 メールデータのインポート方法
vol.19 【コラム】GMailを利用する
vol.20 「お気に入り」のインポート方法
vol.21 おわりに
あなたの機器が復旧できるか無料で診断しています。
パソコン、ハードディスク、RAID、NAS、USBメモリ、SDカード、マイクロSDカード、コンパクトフラッシュ、ビデオカメラの動画、フロッピーディスク等に対応しています。