あまり使用されないRAIDレベル
各RAIDレベルの特徴について詳しく説明いたします。それぞれのRAIDレベルには、メリットだけでなくデメリットも必ずありますので、ご自分の目的にあったものがどのレベルなのか、良く吟味してみてください。
RAID4【レイド・フォー】
別名: | - |
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必要HDD数: | 最低3台 |
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概要
基本的にはRAID3と同様、データを複数ドライブに分割して記録し、更にエラー修正用のパリティコードを専用のドライブに記録する方式です。RAID3との違いは、データの分割がbitやbyteといった容量単位ではなく、ブロック(セクタ)単位で行われる点です。
データ部はストライピングにて書き込まれますが、やはりパリティが専用のドライブとなっている為、ここがボトルネックとなります。
なお、現在市販されているRAID製品でRAID4が採用されているものは少なくなってきています
RAID4のしくみ
[1]-1 RAIDコントローラ上でデータがブロックに分割されます。 [1]-2 それと同時に「パリティ」が生成されます(図中の「P-***」)。 [2] 分割されたデータのブロックが複数のドライブに分散して書き込まれ、同時にパリティが一台のHDDにまとめて書き込まれます。メリット
データの分割がブロック単位で行われるのでRAID3比べて高い読み書き効率が見込める。
デメリット
パリティドライブが1台なのでアクセスが集中し、書き込み処理でボトルネックが生じる。
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