自分でできるデータ復旧講座

自分でできるデータ復旧

データ復旧の手法の中には、ある程度パソコンの知識があれば自分でできるものもあります。
今回は、比較的軽度なトラブルが発生したWindowsパソコンのHDDからデータを復旧する方法をご紹介。データ復旧を自分でやってみたいという方のお役に立てれば幸いです。

※注意※
本記事内の方法を行う場合は、全て自己責任となります。当社並びに記載のメーカーは責任を負いかねますので、ご了承ください。

HDDを取り外す

まずはパソコンに内蔵されているHDDを取り外します。
取り外し方法は機種によって異なります。「お使いの機種の型番」+「HDD」+「交換」などのキーワードで検索することで情報が得られる場合もありますし、メーカーによってはマニュアルに取り外し方法が記載されている場合もあります。作業を開始する前にできる限り情報を収集しておきましょう。

【Link】
・Lenovo(旧IBM含む):「サポート&ダウンロード」内の「マニュアル」ページから機種別の「保守マニュアル」がダウンロードできます。
http://www-06.ibm.com/jp/pc/support/

・Dell:「サポート」ページから機種別の「製品マニュアル」がダウンロードできます。
http://www.dell.com/jp/

作業用のパソコン
可能であれば、データ復旧作業用にもう一台パソコンを用意します。
しかし、もしパソコンが一台しかない場合は、新品の内蔵用HDDを用意、換装してOSをインストールすることをお勧めします。OSをインストールする際は既存のデータ復旧対象のHDDは取り外し、新品のHDDのみ接続した状態でOSのインストールを実施してください(誤って復旧対象HDDにインストールすることを避ける為です)。データ復旧対象のHDDを作業用に使用することは、データ復旧の可能性を低下させてしまいますのでお勧めできません。
準備
1.体内の静電気を除去する
静電気除去用品や帯電防止シートがあればそれを使って体内の静電気を除去しておきます。もし、そういったツールがなにもない場合は、ドアノブなど金属部分に触れることで静電気を除去します。ただし、季節によっては少し部屋の中を歩くだけでも体内に静電気が蓄積されることもありますので、こまめに除電するよう気をつけてください。
体内の静電気を除去
体内の静電気を除去
2.パソコンの電源ケーブルやバッテリーが外れていることを確認する
作業を行う際は、電源ケーブルやバッテリーが取り外されていることを確認してください。電源が接続されている状態で作業を行うと、感電の恐れがあります。
電源・バッテリーを外す
電源・バッテリーを外す
3.パソコン本体のカバーを開ける
デスクトップPCの場合は、多くの機種で側面カバーを開ければHDDの位置が確認できます。ぱっと見て確認できなくても、「物理的にここにしか入る場所はないな」と検討がつく場合も多いですので、カバーを開けたら内部を良く観察してみてください。
内部を観察すればHDDの位置は大体わかります
内部を観察すればHDDの位置は大体わかります
ノートPCの場合はデスクトップPCに比べると、著しく難しいか、非常に簡単かのどちらかであるケースが多いです。簡単なものでは、本体底面にあるネジを1~2本外すだけでHDDを取り外すことができます。

しかし、中にはAppleのiBookなどの様に、ほぼ完全に分解しなくてはHDDにアクセスすることができないものもあります。
どちらの場合も、まずは簡単に取り外せる部分を取り外し、良く観察しながら作業を進めてください。資料が入手できるなら、一つ一つの手順を確認しながら作業を進めます。適当に作業してデータどころかパソコンまで壊してしまったら元も子もありません。
簡単にHDDが外れるタイプのノートPC
簡単にHDDが外れるタイプのノートPC
また、取り外したネジ類の取扱いも要注意です。一見同じように見えても、よく見ると長さや太さが異なる場合がありますので、先に紹介したピルケースなどを上手に使って、元に戻すときに間違えないようにします。
ネジは大きさ・長さで分類して管理
ネジは大きさ・長さで分類して管理
HDDを取り外す
HDDの位置が確認できたら、いよいよ取り外しを開始します。ここで気をつけなくてはいけないのが、ケーブル類の取り回しとコネクタの取り外しです。
パソコンの内部は、自作パソコンでない限り、かなりギリギリの長さのケーブルが使用されています。その為、元々そのケーブルがたどっていた経路を使用しないと、ほぼ元の状態には戻りません。どのような経路で接続されているのか確認した上で取り外すようにしてください。
また、コネクタはかなり固くはめ込まれている場合が多く、取り外すにはコツが要ります。コネクタやケーブル、HDDのコネクタピンを傷つけることなく取り外せるよう、慎重に作業を進めます。場合によってはラジオペンチなどを使用します。
HD/FD/CDが一つのユニットになっているタイプ
HD/FD/CDが一つのユニットになっているタイプ


内部作業に静電気は大敵。常に気をつけましょう

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