第二部:RAIDの種類
基本的なRAIDレベル
RAID5【レイド・ファイブ/レイド・ゴ】
・別名:パリティRAID/分散データガーディング
・必要HDD数:最低3台
[概要]
ストレージの大容量化と速度向上に加え、耐障害性も実現できるRAIDレベル。
データはRAID0同様に分割して書き込まれるのに加え、同時に「パリティ」と呼ばれる冗長コードが生成されて書き込まれるのが特徴。
これにより、構成HDDのうち1台に障害が発生しても、残りのデータとパリティを元に欠損したデータを算出、完全な状態のデータを生成することができます。また、RAID4ではこのパリティが特定の一つのHDDに書き込まれるのに対し、RAID5ではパリティを各ドライブに分散して書き込みます。その為、特定のパリティドライブに対する負荷が減る為、高速化が図れます。
(例えば3台構成のRAID5アレイでどのHDDに障害が発生しても、残りの2台構成の状態でシステムとしては稼働可能。欠損したデータは毎回演算によって算出される為、速度は低下する。)
ただし、構成HDDのうち2台以上に障害が発生した場合には動作不能となり、データの再生・回復も不可能となります。
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[1]-1 RAIDコントローラ上でデータがブロックに分割されます。
[1]-2 それと同時に「パリティ」が生成されます
(図中の「P-***」)。
[2] 分割されたデータのブロックとパリティが複数のドライブに分散して書き込まれます。
[メリット]
・構成HDDの1台が壊れた状態でも稼働が可能。
・破損ドライブを交換しリビルドを行うことでシステムを正常な状態に回復できる。
・パリティの保存には構成HDDの数にかかわらず1台分の容量しか使用しない為、構成HDDの数が多いほど容量効率も向上する。
・データの読み出しは複数ドライブから同時並行的に処理されるので高速。構成するドライブ数に比例して速度の向上も見込める。
・パリティも分割して記録される為パリティドライブのボトルネックは存在しない。
[デメリット]
・データの書き込み/更新時にはパリティの作成/更新を伴う為、書き込み性能の面では決して高いものではない。
・2台以上のドライブに障害が発生した際には回復不可能となる。
・1台故障時にトラブルに気づかない例が多く、致命的な障害が起きやすい
・最低3台のHDDが必要な為、導入コストが若干高くなる。
- 第一部:RAIDの基礎知識
- RAIDとは何か?(1)
- RAIDとは何か?(2)
- RAID導入の目的【冗長性の確保】
- RAID導入の目的【容量の拡大】
- RAID導入の目的【処理速度の向上】
- RAIDの弱点
- 第二部:RAIDの種類
- 基本的なRAIDレベル【RAID0】
- 基本的なRAIDレベル【RAID1】
- 基本的なRAIDレベル【RAID5】
- 基本的なRAIDレベル【RAID6】
- あまり使用されないRAIDレベル【RAID2】
- あまり使用されないRAIDレベル【RAID3】
- あまり使用されないRAIDレベル【RAID4】
- 組み合わせRAIDレベル【RAID0+1】
- 組み合わせRAIDレベル【RAID10】
- 組み合わせRAIDレベル【RAID50】
- おススメRAID構成(1)
- おススメRAID構成(2)



