データ価値の向上や関連製品の低価格化などを追い風に、RAIDの導入が増加しています。データ保護に大きな役割を果たす反面、適切な運用をともなわないとかえってデータ喪失の原因ともなりかねないRAID。そこで、今回はRAIDの基本的な知識を解説します。
RAIDを導入する際は、何の為に導入するのかという「目的」を明確にすることが実際の構築・運用のベースとなります。ここでは、主に「目的」とされるRAIDのメリットを3点あげて解説します。なぜ「RAIDが必要」なのか、漠然としたイメージをここで明確な目的に変換しておきましょう。
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現在販売されているHDDの内、最も大きな容量を持つものよりも大きなHDD容量を1ドライブで使用したい場合にもRAIDが使用されます。 今でこそ、HDD一台で1TB(テラバイト)もの大容量HDDが販売されていますが、ほんの数年前までは大きなHDDであっても160GB程度。特に動画データやデータベースなどの大容量データを保管するには容量が足りませんでした。そこで、例えば160GBのHDDを4台まとめて640GBのDドライブを作ってしまう、という事が可能です(実際にはRAIDレベルによって使用可能容量は全ドライブの合計よりもかなり減ります)。 |
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また、運用上のメリットとして、主にファイルサーバで共有フォルダ用として使用する場合に扱いが簡単になるという点があります。 まず、容量が足りないからと言って複数のドライブを別々に共有していくと管理が面倒になります。どこのドライブにどのデータが保存されているのかがわかりにくくなるという点はもちろんありますし、データが分散することでバックアップを取るにも処理が煩雑になってしまいます。基本的に面倒なことは徐々に行われなくなってしまうのが世の常ですから、このようなファイルサーバはいずれバックアップも取られなくなり、どのデータが必要でどのデータは削除していいのかが誰にもわからなくなってしまうのがオチです。 その点、RAIDで1ドライブに纏められた共有ドライブであれば、バックアップはドライブ全体をまとめて取ればいいですし、一覧性に優れている為管理も楽です。 また、データベースなどの、分割できない一つの大きなファイルを扱う場合は、絶対的に1ドライブにまとめる必要がありますので、RAIDの導入が必須となります。 |
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