基礎から押さえるRAID講座 vol.5

ご注意
RAID障害の自己診断は非常に危険です。むやみに操作を行うと専門家でも復旧できなくなる恐れがあります。
Terastation等の故障でお困りの方は「RAIDデータ復旧サービスのページ」をご覧下さい。

RAID導入の目的(3)

RAIDを導入する際は、何の為に導入するのかという「目的」を明確にすることが実際の構築・運用のベースとなります。ここでは、主に「目的」とされるRAIDのメリットを3点あげて解説します。なぜ「RAIDが必要」なのか、漠然としたイメージをここで明確な目的に変換しておきましょう。

第三の目的「処理速度の向上」

また、特にグラフィックやゲームなどで演算処理速度向上を目的とする場合、RAID0と呼ばれる「ストライピングRAID」を導入することでHDDアクセスを高速化することができます。
これは、データの読み書きを複数のHDDに対して分散して行う事で高速化を図る仕組みです。イメージとしては、一方のHDDにデータを書込み、その処理を行っている最中にもう一方のHDDに書込み・・・と、処理を交互に行うことで待ち時間を減らすといった仕組みです。ただし、処理の内容によっては必ずしも速度向上の恩恵を受けられるとは限りません。

なお、詳しくは後に譲りますがRAID0には「冗長性の確保」という機能は含まれません。万一RAID0を構成するHDDの内一台が壊れてしまった場合、何台のHDDで構成していたとしても、その時点でデータは失われてしまいます。その為、RAID0を導入する場合は、OS用のドライブだけをRAID0で構成したり、ミラーリング等の冗長性が確保されるRAIDと組み合わせて運用したりといった工夫が求められます。


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