ST8000DM004(Seagate製の8TB HDD)のデータ復旧

Seagate製の8TB ハードディスク、ST8000DM004のデータ復旧をご依頼いただきました。

まずSMART情報を確認したところ、Current Pending Sector Count、Uncorrectable Sector Count が記録されていました。

ST8000DM004

これは、プラッター上に不良セクタが存在し、予備セクタに付け替えを試みるものの失敗している状態であることを示しています。

続いて、プラッタとヘッドの状況を調べたところ、このHDDは4プラッタ8ヘッドあるうちの、特定のプラッターの読み込みが著しく遅く、ヘッド、もしくはプラッターに損傷が発生しているため、予備セクタへの付け替え動作がフリーズし、結果的にデータにアクセスできなくなっていることが考えられました。

このような場合、まずファームウェアの処置を行い、代替処置を停止します。その上で可能な限りセクタデータを回収し、データの復旧を試みます。

回収したイメージを解析したところ、MFT(マスターファイルテーブル)が破損しており、フォルダ構造は保たれている部分はあるものの、ディレクトリ情報が消失しているデータが一部に存在しました(これはSMR方式のHDDが障害を起こした場合によくみられる状態です。SMRはデータの書き換えをブロック単位で行うため、不整合が起こりやすくなっています。)

復旧データをご確認いただき、納品させていただきました。
ご用命いただき、ありがとうございました。

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