Seagate ST3000DM001 Head1が故障でデータが読めない

ヘッドを取り外します

Macでお使いの外付けHDDが読めなくなったとデータ復旧をご依頼いただきました。
エンクロージャはAKiTiO。
おそらくショップオリジナルの外付けHDDとして販売されていたものと思われます。
AKiTiOのエンクロージャー(HDDケース)
中にはSeagateのST3000DM001が内蔵されていました。
ST3000DM001なので、認識しなかったら厳しいかもな、と思っていましたが、認識したのでまずひと安心
ST3000DM001が内蔵されていた
S.M.A.R.T(自己診断)には不良セクタの代替処置と代替処置の保留状態が記録されています。
間違いなく物理障害を起こしています。さらに診断を進めます。
SMARTに代替セクタが記録されている

読ませてみると、動作が非常に緩慢で、Head1面が全く読み込めていません。
ヘッドの故障ですね。
Head1の面が全く読めていない

このHDDは3プラッタ6ヘッドの構造で、1枚のプラッタの表裏にそれぞれヘッドが配置されています。
3TBの6分の1、約500GB分のデータが読み込みできなくなっています。

それなら、2.5TB分のデータは取り出せるのでは?とお考えになるかと思いますが、
0面がいっぱいになったら2面に、2面がいっぱいになったら3面、という書き込み方ではなく、
一定の容量で6面に分散して記録されています。
その取り出せる中に欲しいデータが入っていて、データを回収ができれば
ヘッドは交換しなくても済みますが、
分散されたデータが1面にかかっていれば、部分的に欠損した状態で出てきます。
問題がある1面にデータが掛かっていた場合、ヘッドを交換しなくてはなりません。

お客様にヘッドを交換しないで必要なデータが復旧できる場合と
ヘッド交換を要する場合の費用のお見積りをご提出し、
まずはヘッドを交換しない状態で復旧を行ってみることとしました。

先ず、生きている0,2,3,4,5の5面のディスクイメージを取得しました。
1830GBのデータが検出されましたが、そのうち有効なファイルは37万ファイル、
破損が7万ファイルが検出され、フォルダ情報も消失しています。

お客様に一度確認していただきましたが、やはり、1面にかかっているデータも復旧したい、
とのことでヘッドを交換します。
ドナーを用意し
ドナーを用意しました
クリーンベンチでヘッドを外します。
ヘッドを取り外します
こちらが交換したヘッドアセンブリ。先端にある黒い平べったいのがヘッドです。
先端にある平べったいのがヘッド
交換したところ、読めるようになりましたが正常に読めないセクタが多数存在します。
おそらくヘッドクラッシュを起こしたのではないかと思われます。
ヘッド交換すると読めるようになったが不良セクタが存在する
数十回の再読み込みを繰り返し、読めなかったセクタも大幅に減少、
破損ファイルも数ファイルと大幅に減少し、
ほとんどすべてのデータを復旧することができました。
ご用命いただき、ありがとうございました。

ヘッドを取り外します

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