LaCie MS35U3 LCH-MND030U3 モーターは回転するものの、認識せず

LaCie MS35U3 LCH-MND030U3

LaCie ラシー MS35U3 LCH-MND030U3 です。パソコンで認識しなくなり、ご相談いただきました。
モーターは回転するものの、Readyが立たずBusy状態になります。
LaCie MS35U3 LCH-MND030U3

ケースを外すと、SeagateのST3000DM001が内蔵されていました。
おそらく、プラッターの表面にある平滑コーティング剤が経年劣化で剥離することにより不良セクタが増加し、ファームウェアがハングアップし認識できない状態に至ったものと思われました。

この場合、ファームウェアを調整し、HDDがデータの読み取りに応答するようにまずは処置を行います。

ST3000DM001

ファームウェアの処置を行ったところ、応答する状態となりました。
このHDDは3枚のプラッタが内蔵され、表裏にそれぞれ1個ずつのヘッドが配置されているのですが、0番~5番まであるヘッドの4番がほぼ読み取りができない状態でした。
このためまず、4番以外のプラッタからセクタイメージを保全したところ、ほぼすべてのセクタデータが回収され、回収されたイメージを元に解析したところ、ExFAT形式のパーティションが出現しました。
但し、プラッタ上のデータは一定のデータ量で分散されて記録されている(RAID0のような構造)ため、ファイル中に4番に書き込まれているデータが存在するものは欠損した状態となります。
Head4面の読み取りを進めましたが僅かな回収にとどまり、おそらくプラッタが変質して非常に状態が悪いか、プラッタのコーティング剤が付着し、ヘッドが汚されている状態と思われました。

このため、お客様のご承諾を得て、Head4についてヘッドアセンブリの交換を行いました。

ヘッドを取り外した状態

ヘッドアセンブリの交換後、Head4面を読ませてみたところ、所々読み取りが遅いブロックや不良があるものの良好に推移し、約1週間かけ、ほぼすべてのセクタ回収に成功いたしました。

復旧データをご確認いただき、無事に納品させていただきました。
ありがとうございました。

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