BUFFALO HD-CB1.5TU2 アクセスランプが点滅しているが認識しない

チップが壊れている

BUFFALOの外付けUSBハードディスクを接続すると、
アクセスランプは点滅するもののドライブは認識しないとご依頼いただきました。
HD-CB1.5TU2 1.5TBのタイプです。

アクセスランプが点滅する症状は機種によってまったく異なり
メーカーによってはHDDが動作していないことを意味しますが、
別のメーカーではHDDの起動に問題がある等
実際に拝見してみないと正確な判断はできません。

ケースを分解し、HDDを取り出しました。
HD-CB1.5TU2 分解
Western DigitalのWD15EARSが内蔵されています。製造年は2010年。

HDDを診断してみます。
診断機に接続しても、ドライブがまったく回転しない状態です。
これはHDDの裏側についている基板が故障していることを示しています。
HDD裏面の基板の故障
基板を診断してみると、HDDを動作させるのに重要なパラメーターが記録されているチップが破損していることが確認されました。
チップが壊れている
通常このパラメータが消失すると復旧不可能なのですが、WDの場合はファームウェア領域に強制的にアクセスして
パラメータ情報を生成できることも多く、お見積りを提出して正式にご依頼いただきました。

試行錯誤し、なんとかドライブが起動できる状態に至り、全セクタデータ取得し、100%のデータを復旧することができました。
ご用命ありがとうございました。

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