HDD復旧/ハードディスク復旧

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HDD復旧について

HDDの障害は、たとえ症状が同じであったとしても原因は様々です。
この障害の原因を、正確に判別することができなければ復旧処置を施すことができません。
なぜなら、復旧処置を誤るとHDD復旧ができないばかりか症状を一層重くさせることがあるからです。これは何の病気に罹っているかも分らずに治療を行う、というようなものです。
ですから、まずはデータ障害の種類と主な原因について知っておくことが、HDD復旧を成功に導くために重要なこととなります。

1:システム障害

システム障害とは、WindowsやMacOSなど、HDDではなく「OS」に問題があるものを指します。
主に起動に必要なファイルや設定ファイルの破損によりOSが起動せず、データにアクセスできない状態のものです。当社では「レベル1」相当に該当する最も軽いレベルの障害に分類しています。

システム障害はHDDではなくOSに異常があるものです

発生要因として、ハードウェアドライバの入れ替えやサービスパックの適用といったシステム関連のアップデートなどを行ったときに多発します。このケースでは、HDD自体に損傷を受けていなければ、比較的容易にデータを回収することが可能で、市販のHDD外付けキットなどを利用して、他のPCに接続すればそのまま利用できることが多いようです。

ただし「物理的な損傷を受けたことが原因で、結果としてシステム障害が発生した」というケースも非常に多いため、安易な判断は禁物です。なんとか回復させようとして、CHKDSKやSCANDISK、あるいは市販のシステムユーティリティを何度も何度も掛け、HDDに過大な負担を与え結果的に症状を悪化させてしまうことがよくあります。

企業向けの厳重なセキュリティ対策が施されたPCでは、BIOS上で「セキュリティロック」がかけられていることがあります。この場合、HDDを取り出したとしても動作せず、通常の操作では読み出すことができません。 同様の事例で「暗号化」をかけている場合、たとえデータを取り出せたとしても暗号化がかけられているためそのまま利用することはできません。このような場合、システムを復旧させて暗号の解除をする、といった別のアプローチが必要となります。

このようなものは基本的には諦めるしかありませんが、一部物理障害のHDD復旧処置で対応可能な場合もありますのでまずご相談いただくことをお勧めします。

2:論理障害

論理障害とは、HDD上からデータそのものは消えてはいないものの、利用不能(行方不明)になっている状態のものをいいます。特に多いのは誤ってフォーマット(初期化)をしてしまったものやパーティション(領域)の解放を行ったものです。また、誤ってOSのリカバリやバックアップのリストアを行ったものも論理障害として扱われます。当社では「レベル2」または「レベル3」に該当する障害として分類しています。

Windowsのデータ管理の方法は「実態のデータ」と、その実態のデータが、HDD上のどこにあるのかを記録する「インデックス情報」という台帳にあたる情報をもとに管理されています。 基本的にはこのインデックス情報を回復すると実態のデータも復元されることになりますが、実体のデータに別のデータが上書きされていないことが前提となります。
この論理障害の回復には様々な手法があり、市販のデータ復旧ソフトはこのインデックス情報を回復させる方法のものが多いようです。なお、これら市販のデータ復旧ソフトはそれぞれ性能やアルゴリズムにバラつきがあり、必ずしも同じ結果にはなるとは限りません

論理障害だけでなく物理障害を併発していることも少なくありません
誤フォーマット、誤削除といった、単純な原因であれば市販のデータ復旧ソフトで復旧できることも多いのですが、 物理障害によりデータが見えなくなっている状態では、何度も復旧ソフトをかけることにより症状が悪化することがあるので十分な注意が必要です。当社では独自に開発した専用ツールと技術ノウハウを用い、市販の復旧ソフトでは復旧できない重度な論理障害のハードディスク復旧にも対応します。

3:物理障害

物理障害は主にHDDのヘッドや電子回路の障害、あるいはHDDの動作を司るファームウェアの障害といった「HDD自体の故障」により中のデータが読み出せない状態を指します。また、記録面に発生した傷などの影響によるものも物理障害に分類されます。
HDDの物理障害は落下など衝撃の影響はもちろん、温度の影響を大きく受けます。 特に夏場、気温の上昇とともにこうした物理障害の相談が増える傾向にあります

HDD内部のディスク(プラッタ)とヘッド

これら物理障害を起こしたHDDの特徴的な症状として、HDDがBIOS上で認識されない、USBの外付けHDDがWindows上で認識されない、これまで普通に使用できていたものがある日突然認識されなくなる、HDDの認識が途中で外れる、Windows起動時にHDDから「カタンカタン」「カチャンカチャン」といった異常な連続音が聞こえ立ち上がらない、といったものが多く見られます。

当社ではこれらの物理障害は「レベル3」または「レベル4」に分類します。この物理障害のHDD復旧には特別な技術を必要とします。別の項でも触れていますが、物理障害のHDD復旧は「データを破壊させることなく、一時的に動作可能な状態にして、データを吸い出す」という技術であり、細心の注意と技術力が求められます。 基本的にはヘッドの交換や調整といった外科的処置、電気的な障害の修復、ファームウェア情報の解析と修復が中心となります。外科的な処置には経験と熟練した技術が求められ、復旧の成功は技術者の技量次第といっても過言ではありません。

余談ですがインターネット上で「基板を交換すると復旧できる」(いわゆるニコイチ)といった情報が流れていますが、現在主に流通しているHDDではこの手法は効果がありません。復旧できないばかりかセクタずれなど取り返しのつかない問題を引き起こすことがありますので注意が必要です。

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対応メディア

各メーカーのハードディスク復旧に対応しています。
下記はいずれも当社にて復旧実績のあるハードディスクのみ掲載しています。
このほかにも対応可能ですのでお問い合わせ下さい。

内蔵 ハードディスク

外付ハードディスク

特殊ドライブ


対応OS

下記はいずれも当社にて復旧実績のあるシステムのみ掲載しています。
このほかにも対応可能ですのでお問い合わせ下さい。

DOS系OS

Windows系OS

Apple Macintosh系OS

その他


※NEC PC-9800/9821シリーズのハードディスク復旧にも対応しております。
※各種サーバOS、RAIDからのデータ復旧は サーバ/RAID をご覧下さい。
※ネットワークハードディスク復旧は サーバ/RAID をご覧下さい。


代表的なハードディスクのサイズ

5インチハードディスク

汎用コンピュータやパソコンに利用されていたハードディスク。現在ではほとんど利用されていない。

3.5インチハードディスク

デスクトップパソコンやサーバなどに利用されている現在の主流ハードディスク。現在1TBの容量のものも流通している。

2.5インチハードディスク

ノートパソコンに利用されている主流ハードディスク。他にもゲーム機やカーナビなどにも利用されている。近年、サーバー用途の高性能ハードディスクも流通している。

1.8インチハードディスク

モバイルノートパソコンや携帯音楽プレーヤーに利用されているハードディスク。

マイクロドライブ(1インチ ハードディスク)

デジタルカメラの記録媒体や小型の携帯音楽プレーヤーに利用されているハードディスク。


ご紹介したサイズ以外のハードディスクからのデータ復旧にも対応しておりますので、是非ご相談ください。


代表的なハードディスクのインターフェース

パラレルATA

ATAとはCOMPAQやWDCなどのメーカーが独自に作成したIDE規格をアメリカ規格協会(ANSI)が規格化したパソコンとハードディスクの接続規格のこと。40芯または80芯の40pinコネクタのケーブルを用いて接続する。一本のケーブルに接続できるデバイスは最大2台でケーブル長は最長で45.7cmと規定されている。規格の歴史も長いので種類も多く、現在の主流はデータ伝送速度133Mbit/secのUltra ATA/133である。
パソコンの主流ハードディスクだったが、近年ではSATA ハードディスクに移行してきている。

SATA(SerialATA)

SATAとは転送速度向上が技術的に困難になってきた「パラレル転送」方式のATAの発展形として、信号経路を「シリアル転送」方式に変更し、これまでよりシンプルなケーブルで高速な転送が行えるように改善した規格。7pinコネクタのケーブルを用いる。一本のケーブルに対して1台のデバイスを接続でき、ケーブル長は最長で1mとされている。データ伝送速度は150Mbit/sec以上で、今後も高速化する予定。
現行のパソコンの主流ハードディスク。

SCSI

SCSIとはSASIを拡張し、ANSIによって規格化されたバス型のインタフェース。コネクタの形状はいくつかあるが、ハードディスクは64pinコネクタのケーブルを用いる。現行のULTRA320では最大のデバイス数は15台でケーブル長は最長12mと規定されている。データ伝送速度は320Mbit/secが最速となっている。ハードディスク自体も24時間365日の稼動を想定して開発されていて、平均故障間隔(MTBF)は約150万時間を想定している。
サーバー用途に主に用いられているハードディスク。近年ではSASハードディスクに移行してきている。

SAS(SerialAttachedSCSI)

SASとはSATAの技術を応用し「シリアル転送」方式を用いる「パラレル転送」方式のSCSIの後継規格。コネクタはSATAと互換性のある形状でSATAのハードディスクを接続することができる(ただし、SATAのインターフェースにSAS ハードディスクを接続することは不可能)。データ伝送速度は300Mbit/secとULTRA320 SCSIよりも低速だが、1本のケーブルに対しデバイスを1台のみ接続(ポイント・トゥ・ポイント接続)する為、帯域幅を1台のハードディスクが独占できる。また、他の規格が読み出しと書き込みが同時に実行できない半二重通信なのに対し、SASは読み出しと書き込みが同時に実行される全二重通信なので、結果として「パラレル転送」方式のSCSIよりも高速な通信が可能となっている。最大のデバイス数は16000台以上である。ハードディスク自体も24時間365日の稼動を想定して開発されていて、平均故障間隔(MTBF)においてはSCSI ハードディスクを上回る約170万時間を想定している。
サーバー用途に用いられ、3.5インチのハードディスクだけでなく2.5インチのハードディスクも流通している。


ご紹介したインターフェース以外のハードディスクからのデータ復旧にも対応しておりますので、是非ご相談ください。


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