本来、トラブル時には、「バックアップ」からデータを復旧します。
しかし
このような非常事態に遭遇した場合の有効な回復策の一つとして、データ復旧サービスの利用を検討します。


本来、トラブル時には、「バックアップ」からデータを復旧します。
しかし
このような非常事態に遭遇した場合の有効な回復策の一つとして、データ復旧サービスの利用を検討します。

データ復旧と修理とは似ているようでスタンスがまったく異なります。
ちょっと比較してみましょう。
たとえばハードディスクが故障した場合、新しいものに交換すればパソコンはその機能を取り戻します。
しかし、新しいものに交換すれば当然データは戻りません。
データは消えてもパソコンは直る。これが修理の基本的なスタンスです。
データを取り戻すためなら、分解や破壊といった修理とはむしろ逆になることも行います。
たとえるなら交通事故で車に閉じ込められた人間を助け出すために、車のドアやガラスを破壊するのと同じことです。
パソコンは直らないが、データは助かる。これがデータ復旧の考え方です。
・・・いや、そうではなく、ハードディスクを『交換』でなく『修理』すればいいのでは・・・?
これはごもっともなのですが、実はハードディスクというものは、中のデータを維持したまま修理をすることが非常に困難なシロモノなのです。これが「バックアップが重要」と言われている所以です。
つまり、中のデータを傷つけることなく、一時的にデータを取り出せる状態とする特殊技術がデータ復旧サービスの本質なのです。
パソコンそのものはそれほど高価なものではなくなりました。しかし、パソコンに保存されているデータは一段と重要性を増しています。パソコンに事故が起こった場合には、パソコンが大切なのか、データが大切なのかをよく見極めることが大切です。

データが消えたといっても多くの場合は完全に消去されたのではなく仮死状態にあるといえます。
大きく二つのケースにわけられます。
一つめはハードディスクの故障など、ディスクそのものにデータは記録されているものの、取り出す方法を失っているケースです。これは鍵をなくした金庫に似ています。中に大事な物が入っているものの、鍵がないので取り出せないのです。
二つめはデータそのものは存在するものの、利用ができない状態のものです。
・・・「データは存在しても、利用できないってどういうこと??」
バラバラになったジグソーパズルを想像してみてください。バラバラの状態だと何が描かれているかわかりませんが、模様が消えたわけではありませんよね。
データをゴミ箱にいれてカラにするとこの状態になります。
両方が同時に発生していることもあります。
なお、市販の消去ソフトなどで消去処理をしたもの、同名で上書き保存したものはデータが完全に消えている(上から塗りつぶされている)ため原理的に復旧できません。

データ復旧の方法に定石やマニュアルといったものはありません。特にハードディスクの中身は完全にブラックボックスであり、データ復旧業者は独自に復旧方法を研究しています。
復旧ができる・できない、あるいは復旧できるデータの量や品質は各データ復旧業者が持つ技術力、ノウハウによって大きく異なります。

市販のデータ復旧ソフトが利用できるのは、比較的症状が軽く、パソコン上で認識可能な状態に限られます。
当社にご依頼頂くものの約7割以上がパソコン上で認識しないものであり、データ復旧ソフトで対応できないものも復旧可能です。誤って削除したもの以外はご自身で復旧をお試しにならず、プロにお任せいただくことをお勧めします。